デモクラティックスクール・ネットへのお問い合わせは最下部の「お問い合わせフォーム」よりお願い致します。

よくある質問

★学校生活と学び・学校運営について

Q 好きなことをしているだけで読み書き計算などできるようになるの?
Aデモクラティックスクールでは、早い子は既存の学校で学ぶよりも早いうちに読み書き計算を覚えます。遅い子でも自分のペースで覚えていきます。どちらも、授業ではなく、遊びや会話の中で覚えています。 宿題などの提出物を書いて出す、といった機会が少ないため、書くよりもPCに入力することを先に覚える子もいます。 子どもたちが既存の学校で学ぶよりも遅く読み書き計算を覚えることがあっても、 「彼にとって必要なことは必ず学ぶ。学ばないのであれば、今はまだ必要ではないのだ。今はもっと大切なことがあるのだ。」 ということを信頼しています。(湘南サドベリー ゆき)

 

Q生活習慣が大事で、特に「食」には、大人の配慮が必要じゃないの?
Aお腹が減ったのも忘れて夢中になることがあると、食事を取るのを忘れて親に心配させることがあります。 せっかくお弁当を作ってもたせた親はがっかりです。甘いものを禁止されていると甘いものを食べてみたくなるようです。 お友だちがスナック菓子を食べていれば、食べてみたくなるようです。 ご家庭によって食についての考え方は違います。 甘いものやお肉を控えている家庭もあれば、いろんな種類を食べるよう心掛けているうちもあります。  家庭によっても違う価値観を、子どもたち自身が体験し、考えていくことです。 帰る間際にお弁当をたべて、夕飯がたべずらいという経験から 自分で早めにお弁当を食べたりするようになる子もいました。 そのように子どもが自分で経験して学んでいくことなので、それに対してスタッフからどうこいうということはありません。

 

Q自分の好きなことばかりで、協調性が無い人間にならない?
Aスクールは公共の場です。そこにいるのは自分だけではありません。 共感や協調性がないと、話し合いで自分の意見を聞いてもらうことはできません。 本当に自分の好きなことをしようとするとき、人は協調性に限らず多くのことを学びます(湘南サドベリー ゆき)

 

Q少人数の学校でも社会性は身につきますか?
A社会性を辞書で調べると、 1.に「集団をつくって生活しようとする性質」 とあります。集団の大小こそあれ、集って生活しようとする性質は人間が本来もっている性質だとおもいます。
2.に「とじこもるのでなく、周囲の人々と交際しようとする生活態度、社交性」とあります。社交的な人とそうでない人がいるのは大人でも同じですが、尊重されて育った人は、対人的な恐怖を感じることも少ないと考えます。
3.に「社会的な問題への関心があること。また、社会的な問題を提起する力があること。」とあります。社会的な問題に関心をもつ人とそうでない人がいるのは大人でも同じです。デモクラティックスクールで子どもたちは、一人一票を持ち、直接民主主義を実践しながら育ちます。自分が所属するコミュニティーに対して自分 が発言権をもって参加する経験は、社会性をはぐくむものだと考えます。 また、幸せな子どもたちは、周囲の人に対して感謝の気持ち、役に立ちたいという気持ちを持ちやすいとおもいます。子どもたちが社会性を失わないために必要なことは、大人数の中で育つことではなく、尊重されて育つことだと考えます。(湘南サドベリー ゆき)



★スタッフについて

Qスタッフの仕事はなんですか?
1. スクールコミュニティの よき仲間としている
一緒に遊んだり、 おしゃべりしたり。 ミーティングで真剣に話し合ったりします。
2. 子どもたちからリクエストされたことを 教えたり手伝ったりする
クラブの講師やレッスンの先生になることもあります。
3. スクールを支えるための仕事
メ ールをチェックしたり、 校舎の修繕をしたり、 会計、広報活動、見学者の案内などなど。 デモクラティックスクールのスタッフは用務員や事務員といった区分けはないので、学校を支えるためのいろんな分野の手分けして仕事をしています。 (デモクラティックスクールまっくろくろすけ  黒田)

 

Q子どもがやりたいことがあって、スタッフでは満たせないときどうするんですか?
A子どもたちからリクエストがあれば、一緒に教えてくれる人を探すこともあります。
たとえば、ピアノや空手、ダンスなどを習ったり、また習いにいったりしています。
費用は自分たちで稼ぐこともありますし、スクールの予算を申請して使うこともあります。
いずれにしても、習いたい子たちが主体となって、すすめていきます。 その過程もまた学びとなっています。
誰かが用意してくれるのではなく、自分で獲得していくこと
それがデモクラティックスクールでの学びです。



★入学について

Qデモクラティックスクールの対象年齢は何歳からですか?
A スクールによって対象年齢はさまざまですが、入学できる年齢については「スクールのミーティングでの発言や活動での安全に責任を持つ ことができる年齢」が基準になっていることが多いです。  もちろん4歳の子などはミーティングでも論理的な展開は難しいところもありますが、少なくとも提案された議題に対してYes、 Noの判断は可能ですし、その判断に責任を持っていくことによって子どもたちはどんどん成長していきます。またスクール外に出るときなどは スタッフについて来てもらって自分の安全を守るなどの判断を行うこと が大切になってきます。  卒業に関しては多くのスクールが年齢で一方的に区切るのではなく、自分で卒業する時期を決めることができます。 卒業を希望する生徒は卒業プレゼンテーションを行って、卒業を認定しているスクールが多いです。 生徒・保護者・スタッフから卒業を承認 してもらう必要があります。 様々な年齢の子どもたちがそれぞれ興味のある学びを行っていくことで子どもたち同士で影響をうけあっています。ですから対象年齢の幅は広くなっています。  デモクラティックスクールでは「学びたいことを自分で学んでいく」 という学校の特性が対象年齢にも現れています。(神戸サドベリー ぐら)



★将来、進路について

Q小学校・中学校・高校の卒業資格・卒業証書を取ることができますか?
A おうちの近くの公立小学校・公立中学校に在籍だけして、そこで進級と卒業証書及び卒業資格をもらうというやりかたをしています。(実質の学校としてはデモクラティックスクールに通っているので、公立学校には通いません。)現在の法律ではデモクラティックスクールは学校(一条校)にはあたりません。法律ができた当時にはなかった新しい学びのスクールですので、まだ法的にはっきりした位置づけがされていません。ですので、希望されるご家庭では居住されている地区の教育委員会と話し合い卒業資格を得ています。  高校の卒業資格はデモクラティックスクールではとれません。デモクラティックスクールに通いながら、通信高校や単位制高校も併用して高校卒業資格を取る子もいます。デモクラティックスクール終了後に、専門学校や大学に進学するのに資格をとりたい子の場合は高校に通うのではなく、高校認程度試験を受験して準備する子もいます。そのための勉強は本人の希望に基づいてスクールでスタッフと勉強していることもできます。(デモクラティックスクールまっくろくろすけ くろ)

 

Q卒業してどんな人生の歩み方をしているの?
A 日本のデモクラティックスクールで長年育って巣立った人はまだ20名弱です。その後の歩みはそれぞれです。会社で働いている人もいれば、自営業の人もいます。フリーターとしていろんな職業にチャレンジしている人もいます。大学や専門学校に進学して学んでいる人もいまし、自分の夢に向かって自分で学んでいる人もいます。
共通している姿勢は次のよう点です。
1.自分のことをよく知っている。
自分の好きなこと、得意なことなどよく理解しています。自分の人生どう生きるかについてたっぷり考える時間があったからです。
2.協調性と社会性にとんでいる
人とどうつきあっていくか、また集団とどうかかわっていくかについて、たくさんの経験をスクールで積んでみにつけてきたからです。
3.自分の人生を自分で切り開いていく力を持っている
自分の毎日・学び・幸せについて責任をもって判断し行動して過ごしてきたからです。 詳しくは卒業生のページをみてください。 (デモクラティックスクールまっくろくろすけ くろ)

 

Q卒業後の仕事や職場、進学先を見つけてもらえますか?
A 本人からの要望なしに、特に就職先や進学先を積極的にお世話するということはありません。  ただ、普段の学びと同様、子どもが「~仕事につきたいが、どうしたらいいだろう?」「~を専門で学びたいが、どんな学校があるだろうか?」とか聞いてきた場合相談にのっています。一緒に調べたり、スクールネットワークをいかしてその道に進んでいる人に実際に会ったり、職場や学校に行かせてもらったりなどしてきています。 (デモクラティックスクールまっくろくろすけ くろ)

 

問い合わせフォーム


 

Captcha認証コード

Captchaをクリックすると違う文字候補が出てきます。
 

個人情報の取り扱いについて

1.個人情報の利用

当団体は、お問い合わせフォームによりお預かりする個人情報は以下の目的で使用するものとし、本人の許可無く第三者等への開示、他目的での利用はいたしません。

1.お問い合わせ内容への返信
2.入会、退会の手続き
3.会員の交流(自己紹介、相談、質問など)
4.正会員に承認されたデモクラ会議議事録の公開
5.登録された会員情報の正会員内での共有と管理

  1. 但し、次の各号のいずれかに該当する場合を除きます。
  • (1)本人の同意を得ている場合
    (2)法令等に定めがある場合
    (3)生命に関わるような緊急な対応を要する場合

 

お預かりした個人情報は、本人のご要望に応じ、開示・追加・変更・削除することができます。

 

2.個人情報の提供

 当団体において収集した個人情報を当団体以外の第三者へ提供することは、以下を除いてはございません。

<個人情報保護に関する法律 第23条より>

  1. 1.法令に基づく場合(統計調査等)

  2. 2.人の生命、身体又は財産の保護のために必要がある場合であって、本人の同意を得ることが困難であるとき(事故の際の安否情報など)

  3. 3.公衆衛生の向上または児童の健全な育成の推進のために特に必要がある場合であって、本人の同意を得ることが困難であるとき(児童虐待情報など)

  4. 4.国の機関若しくは地方公共団体又はその委託を受けた者が法令の定める事務を遂行することに対して協力する必要があって、本人の同意を得ることにより当該事務の遂行に支障を及ぼすおそれがあるとき(犯罪捜査の協力等)